2012年9月

肩の痛みが腰の調整でとれた症例

2週間ほど前に右腕を動かすと肩に激痛が走るため、腕を体にくっつけて来院された40歳くらいの患者さん。

動作テストで右腕がどこまで上がるか調べようとしても、ほとんど動かせない状態で、どこが痛いのかもわからないとのこと。

腕の重みだけで痛むので、仰向けに寝てもらって指から施術を始めました。

どうやら、大胸筋と烏口腕筋の重なっている下を神経が通っている箇所で神経に触れ、特に橈骨神経にそって痛みが走っているようです。

そこで、そこにすきまを作って神経に触れないように筋肉を分けてから動かしてもらうと、少し痛いながらも動かせるようになりました。

再び肘から肩にかけての筋肉を調整してから、もう一度座ってもらうと、腕の自重で痛みはなく、各方向に60°くらいは動かせるようになりました。


それから何回か施術して、可動域は正常になりましたが、今日はある特定の角度で痛みが残るとのことで来院されました。

 

一番、顕著に痛みが出るのは、車のギアを変えるように腕を後ろへ引いた時に肩の前側に痛みが出るとのこと。

いろいろ原因を探っているうちに、腰を調整した時に腸骨陵の所(腱引きでいう腰の3本目)に痛みがあったのを思い出しました。

広背筋の起始の一部は腸骨陵後面からで、上腕骨の小結節陵に停止します。つまり、腰から始まって痛みが残っている肩の前面にくっついているのです。


試しに腰の広背筋起始部を内側に寄せて肩を動かしてもらったところ、痛みがかなり軽減するとのこと。

そこで、うつ伏せで改めて腰の腱を調整し、起きてもらってから肩を動かしてもらったところ、痛みがほとんどなくなりました。

広背筋イラスト.jpg

イラスト:ボディナビゲーション(医道の日本社)

時々、保険は使えないんですかと問い合わせがあります。

確かに、鍼灸では、医師の同意書があれば腰痛や五十肩、頚腕症候群、神経痛などの特定疾患は保険がききます。

しかし、一般的な整形外科や接骨院では、肩の治療で腰を施術したら保険は適応されません

今回のように、一見症状とは関係ないような箇所に原因がある場合があります。根本から治し、少しでも早く身も心も楽になれるように全身を施術いたしますので、実費をいただいております。ご理解よろしくお願いします。

マッサージに行くと逆に痛くなる腰痛

普段から腰痛があり、マッサージや整骨院で腰痛の施術を受けると、逆にもっと痛くなってしまうという患者さん。

動作テストをすると、後ろにほとんど反れない状態。

こういう患者さんは、本人の申告通り、うつぶせに寝たままで施術すると、起き上がる時に余計に痛みます。

腰を触診すると、右の腰の腱(3本目)が浮いているので、後屈して腰の筋肉がふくらむと痛むという所見と一致します。

おそらく、マッサージに行くと、この腱を変な方向に押し込んでしまうためにさらに痛くなってしまうのでしょう。

 

外れた腰の腱.jpg施術は、腱引きの基本通り、内側に収めるように腱を引きます。

これで痛みはなくなりましたが、後屈の角度が不十分なので、さらに横に走る靭帯を収めました。

もう一度後屈してもらうと、完全ではありませんが、まあ後ろに反れているので、あとは残る全身を施術して終了。

押しも揺らしてもストレッチしても、筋肉は多少ゆるみますが、腱を引いて位置が正常にならなければ痛みは劇的に変わりません。

 

「押してダメなら引いてみな。」は「わかっちゃいるけどやめやれない!」に匹敵する人生の真理かも知れませんね。

筋整流法専門指導施術師に。

9月15日から17日にかけて、静岡県富士市にある筋整流法本部で、専門指導施術師講習がありました。

3日間、朝から夜までみっちりと講習や指導用のテキスト作りを行い、それから深夜まで飲み会です。

普段、顔を合わせることがない関西方面の仲間と飲めて、とても楽しい時間でした。

また、講習会には柳生心眼流の島津先生も参加してくださり、貴重なお話も伺うことができました。

そんなこんなで、あっという間に3日か過ぎ、無事に専門指導施術師を拝命いたしました。

帰りの新幹線では、仲間と缶ビールで乾杯しながら、これからもっと筋整流法を盛り立てていこうと熱く語らいました。

 

s免状授与.jpg

 

BLOG もうすぐ始めます。

平素は当サイトをご愛顧賜り、誠にありがとうございます。
今後とも多くのみなさまにご利用いただけるよう、ブログを更新していきますのでよろしくお願いいたします。

1
ページ上部へ