首の打撲による痛みと突き指の古傷

半年ぶりに突然来院された患者さん。水道橋駅近くで働いている40代の男性です。

前回は腰椎椎間板ヘルニアによるしびれで2回ほどの来院でしたが、施術後スポーツができるまでに回復していたとのこと。


今回は、3日前にベッドから落ちて頭を打ち、首が回らなくなっての来院でした。ついでに中学時代にバスケットボールで右手の親指を突き指して以来、25年間親指をそらすと痛みが出るのも診てほしいということでした。

早速、頚の検査から入ります。上、下、左を向いた時に首の付け根に痛みが走ります。左は正面から45°くらいしか向けません。(正常な人の可動域は90°、つまり真横まで向けます。)


腰の調整をしてから、左手から肩までを施術。まだ急性で、しかも外傷だったので、ここまでの腱の位置には特に異常なし。肩甲骨をはがし、僧帽筋図をクリックすると拡大します。)を中心に調整をしました。

特につらいのは首でしたので、突き指で痛めた右母指や手首は軽く調整して、首をていねいに施術してから再び首の可動域チェックを行いました。

上、下に向くのは痛みなし。左も70°くらいまで向けるようになりましたが、今度は肩甲骨の内側に痛みが移りました。

もう一度肩甲骨周りを施術してから、腱引きの奥義技を行い、再度チェック。80°位までくると、ちょっと痛みが出るくらいになりました。

僧帽筋イラスト.jpg

イラスト:ボディナビゲーション(医道の日本社)

これくらい動けは日常生活は問題ないので、指の調整に入ります。

親指周りの腱の位置、手首や前腕の調整をします。拇指球の筋肉を分けると、とても痛そう。「古傷だからねぇ、ちょっと我慢して。」と心を鬼にしながらしっかり施術。あとは親指の付け根にある細いスジを引きました。

これでもう一度親指をそらしてもらうと、ほぼ痛みがないようなので、これで様子をみてもらうことにしました。

最後に頚と頭を調整して終了。これでバリバリ働けると思います。

 

3日前に痛めた首25年前に突き指で痛めた親指

今回、知っていただきたかったのは、急性の症状でも、筋肉の位置を戻せは痛みはその場で痛みがなくなるということ。

逆に、筋肉や腱の位置が悪ければ何年経っても痛むということ。(ズレがそんなに大きくなかったり、酷使しなければ自然に戻って痛まなくなることもあります。)

そして慢性の痛みでも、腱の位置が変われば症状はかなり軽減します

急性の痛みでも慢性の痛みでも心の痛みでも、お困りでしたら近くの腱引き道場をお訪ねください。