痛いには原因がある~ぎっくり腰の診断
米倉涼子さん主演のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子』の第5話を一週間遅れで見ました。
レントゲンには何も写っていないので「検査結果に異常はない。母親の愛情不足だ。」とする教授達。 「痛いって言っているんですから原因はあるはずです。」と一人食い下がる大門(米倉)。
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スケールは全く違いますが、昨日来院された新患さん。
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5日前に仙台から出張で飯田橋に来てぎっくり腰になり、病院に行ってレントゲンを撮ったところ、「原因はわかりません。」と言われ、痛み止めをもらって帰って来ました。 その後も痛みは全く変わらず、インターネットで調べて当院にいらっしゃいました。
「ぎっくり腰になったらすぐに来ても良かったんですね。」 おそらく痛みが引くまで安静にするように指示されたのでしょう。 |
ぎっくり腰の時にレントゲンを撮っても原因は写らないので、痛いのにわざわざ被曝をして、単に骨の記念写真を撮ったに過ぎません。
ぎっくり腰は原因不明でも炎症でもなく、腰のスジのずれですから、3日も安静にする必要もありません。
ストレスによって痛むのでもなく、腰に原因があるからストレスが引き金になって痛みが出てしまうのです。
ぎっくり腰になったら、お近くの腱引きを受けてみてください。身動きが出来ないなら往診します。
腱引きには、それを改善させる理論と技術があります。
それにしても、岸部一徳さんはどんなドラマで見てもいい味を出しますね。
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